小学生の中で目が悪い人はどのくらいいるの?

株式会社メニコン

日本人のうち、約4000万人もの人が近視といわれています。小学生ではどのくらいの人が近視になっているのでしょうか? コンタクトレンズを製造・販売しているメニコンに教えてもらいました。

小学生の約3人に1人が視力1.0未満の近視。

文部科学省の調査によると、小学生では約3人に1人ですが、中学生になると約2人に1人、高校生ではなんと3人に2人が近視になっています。

文部科学省学校保健統計調査

文部科学省学校保健統計調査2018年度から 小数点第2位以下四捨五入

……ということは、学年が上がるにつれて目が悪くなる可能性があるんだね。どうすれば目が悪くならずにすむのかな?

hinata

目が悪くならないように、こんなことに気を付けよう!

目が悪くならないように

コンタクトレンズやメガネをつけるとよく見えるようになるのはどうして?

目の悪い人が、ものがはっきり見えないのは、目のレンズ(水晶体)の調節がうまくいかず、ものを見るときにピントをきちんと合わせることができないからです。そこで、コンタクトレンズやメガネを使って、ピントを調節してあげると、目の悪い人でも、網膜にきちんと見たものを映し出すことができるようになります。

目のレンズの調節

コンタクトレンズのココがいい!

視界が広い!

フレームがないので、
裸眼のようにすみずみまで見える。

コンタクトレンズ

コンタクトレンズ

メガネ

メガネ

運動する時に、
ゆれたり落ちたりしない!

スポーツをする時に適している。

コンタクトレンズ

コンタクトレンズ

メガネ

コンタクトレンズ コンタクトレンズには
高い酸素透過性が必要!

酸素透過性とは、レンズが酸素を届ける能力。皆さんが毎日元気に遊んだり勉強したりできるのは、体が十分な酸素を取り入れているからです。これは目も同じ。目の健康のためには、酸素が欠かせません。ところが、黒目(角膜)には酸素を運んでくれる血管が通っていません。そのため、涙に溶け込んだ酸素を取り入れています。コンタクトレンズは、黒目を覆うように使用するので、角膜が涙から酸素を取り入れる邪魔をしないように、レンズ自体が高い酸素透過性を持つことが必要です。

酸素透過性の高いレンズ

酸素が溶け込む量が多く、移動スピードも速い。

酸素透過生の高いレンズ

酸素透過性の低いレンズ

酸素が溶け込む量が少なく、移動スピードも遅い。

酸素透過生の低いレンズ

目に酸素が不足すると、目の病気になったり、目が悪くなったりする危険があるんだケモ!

kemonon

角膜血管新生

黒目が酸素不足になると、酸素を取り入れようと、血管が黒目に入り込み、ものが見えにくくなる。

角膜血管新生

「なぜ」の解明がよい製品を生み出す

答えてくれた人

株式会社メニコン 経営統括本部
CSR&コーポレートコミュニケーション部 伊藤恵利さん

コンタクトレンズは、酸素透過性という性能だけでなく、はめ心地といった使用感の良さも求められます。昔は、酸素透過性の高いハードレンズ、はめ心地のソフトレンズと言われてきました。そこで、ハードレンズの酸素を通すしくみとソフトレンズの柔らかさのしくみを調べ、両方のしくみを、お互いの良さを壊さないように一緒にすることで、はめ心地が良く酸素をよく通すソフトレンズ:シリコーンハイドロゲルレンズが完成しました。 このように、なぜを調べることは、次の素晴らしい製品を生むきっかけにつながります。

「なぜだろう」と思い、その「なぜ」を解明することで、より良い製品が生まれるんです。

株式会社メニコン伊藤恵利さん