
キノコとスポーツのおいしい関係って?

スポーツや健康な体づくりのために、キノコ料理を食べるのがよいと言われています。それはどうしてなのでしょうか?
いろいろな種類のキノコを作っているホクトに聞いてみました。
キノコには、スポーツをするのに必要な、筋肉や骨、エネルギーを作るのを手助けする栄養素がたくさん含まれているんだよ。
3大栄養素と潤滑栄養素
「たんぱく質」「糖質」「脂質」を合わせて3大栄養素と言います。この3大栄養素は、筋肉やエネルギーを作る、体にとって大切な栄養素です。ところが……。

手助けするってどういうこと?



キノコにはビタミンやミネラルが豊富に含まれている


キノコに豊富に含まれているビタミンやミネラルは、3大栄養素の吸収を手助けすることから、 「潤滑栄養素」と呼ばれているケモ!
キノコにはこのほかに、おなかの調子を整えてくれる「食物繊維」など、さまざまな栄養が豊富に含まれているケモ!
そもそもキノコって何?
キノコは、植物ではなくて、みそやしょうゆを作るこうじ菌などと同じ菌類です。その本体は、菌糸と呼ばれる糸状の菌で、私たちが食べているかさのある部分は菌糸が集まってできた子実体といいます。

どのキノコにどんな栄養素が豊富なのか見てみよう!

みんながよく食べる4つのキノコの栄養素を調べてみたわ。

▲ 40年ほど前から人工栽培されている、おなじみのキノコ。

▲ 元はイタリア産のキノコ。20年ほど前からよく食べられるようになった。カリウムというミネラルも豊富!

▲ 平安時代につくられた『今昔物語集』にも出てくるほど、古くから日本で食べられていたキノコ。

▲ サルノコシカケの仲間。昔は「幻のキノコ」といわれ貴重品だったとか。
\キノコの栄養ポイント!/
エネルギーを作る手助けをする
骨をじょうぶにする手助けをする
腸から体の調子を整える
免疫力を上げる
一年中キノコが食べられるヒミツ!
自然のキノコは、秋に食べられるものが多いですが、スーパーの売り場には一年中キノコが並んでいます。みんなが食べているキノコの多くが工場で作られているからです。
1 人工的に交配したキノコの「種菌」を栽培ビンに植える

栽培ビンの中には、とうもろこしの芯をくだいたものに、米ぬかや水をまぜた「培地」が入っている。
2 工場の中で栽培ビンで、菌糸をそだてる

工場を夏のような高温多湿の環境にして、ビンの中の菌糸をそだてる。
3 菌糸体が増えたら、子実体を育てる

工場を秋のような涼しい環境にして、食べられるくらいに大きく育てる。
4 子実体が大きくなったら収穫して、パックにつめて出荷する

スポーツにもキノコの力を!
ホクト株式会社 営業推進部営業企画課 中村愛香さん
みなさん、スポーツがうまくなりたい、速く走りたい、そんな時は何をしますか?
もちろん練習は大事ですが、それと同じくらい大切なのが毎日の食事です。スポーツをしたり元気に動いたりする体は、食べたものから作られているからです。
キノコにはスポーツに欠かせない潤滑栄養素がたくさん含まれているので、キノコをたくさん食べて、パワーをチャージして元気に運動してもらいたいです。
キノコには他にも、風邪をひきにくくしたり、おなかの調子を良くしたりいろいろなチカラがあるので、たくさんの人にキノコを食べてもらって、元気に健康に、笑顔になってもらうという夢をもって仕事をしています。
キノコをたくさん食べて元気でスポーツも得意になる体つくりを!
