
スーパーには、どうしていつもバナナがあるの?

日本人はバナナが大好き。だからスーパーにはいつもバナナが並んでいます。どのようにして、一年中バナナがある状態をつくっているのか、フルーツの商社・ユニフルーティージャパンに教えてもらいました。
バナナに強い商社が頑張って輸入しているからだよ!

日本で消費されるバナナの9割が、フィリピン産です。フィリピンのバナナ農園から日本のスーパーまで、どのような人がかかわっているのでしょう?



商社の営業
輸入商社の営業担当。スーパーのバイヤーや市場の担当者と商談して、より多くのバナナを仕入れてもらう。店に商品の情報提供や販売のアドバイスをすることも。
スーパーのバイヤー
(仕入れ担当)
スーパーに勤務し、果物の仕入れを担当。人気商品のバナナを食べごろの状態でタイムリーに入手しなければならない。

バナナ農園
商社は、フィリピンのミンダナオ島に自社管理農園や提携農園を持っている。広さは小さなものでも東京ドーム10個分ほど。日本の消費者の好みに合ったバナナも開発・栽培されている。

商社の加工場
商社が運営するバナナの加工場では、フィリピンからやってきた青いバナナを黄色く熟成させ、食べごろになるよう管理する。


商社の営業が大活躍!日本の
スーパーにバナナが並ぶまで
ミッションスタート!
Day1 (1日目)
商談開始

▲「金の房」バナナは、標高600m以上の指定農園で栽培された、特別なバナナ。もっちりしていて、濃厚な甘みが特徴

商社の営業:お世話になっています。今回は甘さともっちりとした食感が人気の「金の房」がおすすめですよ。
スーパーのバイヤー:お店に並ぶのは暖かくなるころだから、バナナがよく売れます。「金の房」はおいしいバナナなので、できるだけたくさん仕入れます!


Day10 (10日目)
総オーダー数確定

▲フィリピンのミンダナオ島のバナナ農園

商社の営業:ありがとうございます。最高のバナナを持っていきます!
フィリピンのバナナ農園:ハロー! 今回もオーダーありがとう。最高のバナナを収穫できるようにみんなで頑張ります!


▲収穫したバナナは選果場で汚れを落とした後、品質を検査。日本向けに厳しい基準をクリアしたものだけが出荷される

Day17 (17日目)
バナナ出発

▲バナナを運ぶ、商社のリーファー船(冷蔵・冷凍運搬船)

商社の営業:無事に日本までバナナが届いてくれ~!

Day24 (24日目)
日本到着加工場入り

▲フィリピンからは青いバナナが輸入される。そして日本にある商社の加工場で熟成され、黄色くなる
加工場:バナナを黄色く、おいしくするのは、わたしたちにまかせて!


Day31 (31日目)
店に並ぶ

商社の営業:今回も最高においしいバナナを納品できそうです。

スーパーのバイヤー:わぁー! 本当においしそう! お客さんも大喜びでたくさん売れてますよ。


ミッションコンプリート!
バナナが日本に来るの、
大変なんだなー!

使命は「当たり前のようにバナナがある」こと
株式会社ユニフルーティージャパン 東日本事務所
営業第一部 シニアスーパーバイザー 森田純正さん
私たちの使命は、フィリピンで心を込めて育てた安心安全なバナナを、日本の皆さんに無駄なく安定して供給し、おいしく食べていただくことです。バナナの栽培には長い期間が必要です。そのため、私たちは先々の販売計画を立て、バイヤーと商談を重ねます。こうして選ばれ、店頭に並んだバナナをたくさんの方たちが手にする瞬間を見ること……。それが、私たちのやりがいです。「当たり前のようにバナナがある」毎日のため、私たちは頑張ります!
バナナ万歳!
