
水道水はタダじゃないの?

自然の水が、わたしたちが普段利用している水道水として家庭に運ばれるまでを、アズビル金門に教えてもらったよ。
水道水はお金がかかります。
わたしたちが、家庭や学校などで使う、キレイで安全な水道水は、いろいろな手間とお金をかけて作られています。そのお金は、わたしたちが支払う水道料金から出されています。

①雨や雪
海や川の水が蒸発して雲になり、雨や雪となって地面に落ちる
②ダム
川の上流から流れてきた水の一部は、ここにためられる
③取水せき
川をせきとめ、水道用の水(上水)を取り込む
④浄水場
汚れを除き、消毒をしてキレイで安全な水にする
⑤給水所
一度水をためた後、家庭などにポンプで送る
⑥下水処理場
使用後の水をキレイにして、海や川に流す
⑦
地面に落ちた雨や雪は、農業用水や工業用水としても使われる
水道水の使用量は、水道メーターで計る
水道水は、使った量に合わせて料金を支払います。水道水の使用量は、建物に取り付けられている水道メーターで計ります。
水道メーターはこんな所で活躍しているよ!
家やマンションなどには、水道メーターを取り付ける専用の場所があって、みなさんが使った水の量を計っています

水道メーター
水道メーターで、中を通る水の量を計る

水道メーターはこんなに便利になった
かつての水道料金は、使用量に関係なく一定の金額を支払う「定額料金制」でした。やがて、水洗トイレの普及などによって水の使用量が増加すると、使った分だけ計る「計量料金制」が導入され、それに伴い水道メーターが活躍するようになりました。
素材の開発で、こんなに便利に!
1913年頃から、国産の水道メーターが普及し始めました。初期の水道メーターは、内部が金属製だったため、さびて動きが鈍くなることがありました。

▲平円盤型水道メーター

▲翼車型水道メーター

1960年、内部の素材をプラスチックにしたタイプが登場! これによって、性能がアップしました。

▲プラスチック水道メーター

1999年、メーターケースの素材に、鉛を含まない銅合金を使ったタイプが登場。水道水に鉛の成分が流れ出る心配が減りました。

▲安心・安全な「エコメーター」
水道メーターは、こんなに便利になったのね

最新技術で、こんなに便利に!
水道メーターは、建物近くの地中や、建物内のパイプスペースに設置されています。そのため、何かの理由で水道メーターに近寄れず、メーターが確認できないことがありました。でも、無線機器を設置することで、遠くからでもメーターが確認できるようになりました。

無線機器の仕組み

①水道メーターで水量を計る

②手元の機器で受信
また、センサーによって計測ができるメーターも登場。より大量の水も、正確に計れるようになりました。

▲電池電磁水道メーター
バックライトで、暗闇でもハッキリ積算値を読み取れる
水道メーターの開発をしています
アズビル金門株式会社経営企画部 安父藍さん
アズビル金門は、1904年に創業し、同じ年に国内初のガスメーターを、その9年後に国内初の水道メーターを開発・販売した会社です。創業以来、ガス・水道メーターの普及や技術革新を通して、日本の経済発展と、大切なライフラインを支えるために頑張っています。
わたしが所属している経営企画部では、ガス・水道メーターを作る会社だということをPRする、宣伝広報活動もしています。みなさんに快適な生活を提供できる仕事に携わりたいなと思い、この仕事を選びました。これからも、ガス・水道メーターの新たな価値を提供していきたいと思います。

私たちと一緒に、世の中がより豊かになるよう、ライフラインを支えましょう!