
食品を保存する時ラップで包むのは、どうして?

料理に使った野菜や、おかずなどをとっておく時に、ラップで包むのはなぜでしょう? ラップで包むと、どんな効果があるのかを、サランラップ®を作っている旭化成に聞いてみたよ。
- サランラップ®の仕事
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空気にふれにくくなるので、食品が長持ちするよ。
サランラップ®は、空気を通しにくい素材でできていて、物にぴったりとくっつきます。サランラップ®で包むと、空気にふれにくくなるので、水分が抜けて乾くことや、内部の油分が酸化※することを防ぎます。これがもとのおいしさを維持して、食べ物を長持ちさせます。空気を通しにくいので、冷蔵庫や冷凍庫に保存したときのにおい移りも防げます。

※酸化ってなに?
物質が酸素と結びついて、別の物質に変化してしまうことをいいます。

ラップは素材によってこんなに違う!
サランラップ®は「ポリ塩化ビニリデン」という素材でできています。 一般的なポリエチレン製ラップに比べて、酸素を通しにくく(約200倍)、水分を保つ力も高く(約2.5倍)、においを通さない力も強い(約20倍)のです。密着性がよいので、食品にも食器にもピタッとくっつき、しっかり包めます。ハリ・コシがあり、使いやすさにもすぐれています。ラップを購入するときには、商品のパッケージに書いてある原材料名を見てから買うといいですね!
酸素ガスを通さず、鮮度を保つ

肉などの酸化を防ぎ、新鮮なまま保存

サランラップ®のパッケージには、ポリ塩化ビニリデンという原材料名が書いてあります。
サランラップ®の上手な使い方
フレッシュなうちに保存
ごはんは、炊きたての熱いうちに包んで冷凍しましょう。パンは冷蔵保存に向かないので、ぴったり包んで冷凍庫へ。

買ってきたトレーから出して保存
肉や魚は、買ったときのトレーをはずし、小分けにして直接サランラップ®で包み、急速冷凍。変色しにくく、鮮度を保ちます。

野菜を包んで電子レンジで加熱
温野菜は、少量なら、電子レンジでの加熱がおすすめです。鍋でゆでるよりも手軽にスピーディーに調理でき、栄養分も残ります。

サランラップ®の切り方のコツをマスター!


① フタを大きく開け、フィルムの真ん中をつまみだす

② フタをしっかり閉じます

③ 刃の端から扇を開くようにパッケージを動かして切ります
「サランラップ®に書けるペン」で、デコおにぎりに挑戦!
食品を包んだサランラップ®にイラストやメッセージを書くと、おにぎりや保存した食品を食べるときに楽しくて便利。「サランラップ®に書けるペン」なら、キレイに書けて、電子レンジで加熱もOK!みんなでデコおにぎりに挑戦しよう!

▲ メッセージを書いておくと楽しい

▲ イラストやメッセージを書くために開発された専用ペンだよ

▲ おにぎりの中身がわかりやすい

▲ 冷凍するときのメモを書くと便利
品質の良さや便利さをお客様に広めるお仕事
旭化成株式会社 パフォーマンスプロダクツ事業本部
マーケティング総部 消費財マーケティング室 片山洋希さん
サランラップ®の品質の良さや便利な使い方を、お客様に広める仕事をしています。例えば、テレビCMや雑誌の広告、インターネットでの動画を使ったCMなどを企画して実施します。CMや広告を作るときは、まず、いろいろな調査の結果をもとに、お客様に伝えたいことを決めます。実際に商品を使う人の立場に立って、わかりやすい内容になるよう心がけています。
自分が作ったCMや広告を見たお客様から、「サランラップ®って、やっぱりいいね! 使いやすいね!」というお声をいただくと、やりがいを感じますね。
今は、サランラップ®を活用して様々な食材を長くおいしく保存する方法を広める活動に力を入れています。この活動を通じて、少しでも食べ物のムダを減らすことができればと考えています。
お客様からの反響があるとやりがいを感じます。
