勉強がしやすいノートって、どんなノート?

ショウワノート

みんなが勉強に使っているジャポニカ学習帳には、勉強がしやすい工夫がいっぱい! その秘密を、メーカーのショウワノートに聞いてみました。

見やすい、書きやすい、使いやすいための工夫が、いろんなところにあるノートだよ。

ジャポニカ学習帳は、1970年に生まれました。ノートはすべて、富山県の工場でつくられるメイド・イン・ジャパン。研究と進化を重ねてきたノートの、使いやすさの秘密を教えてもらったよ。

紙の秘密!

ノートになる前の紙

特別につくられたノートになる前の紙! ここからたくさんのノートがつくり出されていく。

紙は、ある程度ざらざらしていた方が、鉛筆で文字が書きやすい。でも、表面がつるつるしていた方が、消しゴムでは消しやすい。また、紙の色はなるべく白い方が見やすいけれど、あまり真っ白な紙は、目が疲れてしまう。ジャポニカ学習帳で使われている紙は、特別につくられた、書きやすさと消しやすさのバランスがいい、目が疲れない程度に白い紙。コピー用紙などと比べてみてね。

ケイ線

ケイ線の秘密!

ジャポニカ学習帳のケイ線は、薄い青線。目が疲れにくい色を研究して選んでいるよ。

表紙

表紙の秘密!

子どもの指は、大人よりも水分が多く、手で持っていると、印刷物がにじんでしまうことがある。ジャポニカ学習帳の表紙は、「プレスコート」という加工がしてあって、水に濡れてもにじまない。ただし、名前を書く欄だけは、鉛筆や水性サインペンでも書きやすいよう、コートレス仕様なんだ。

とじ方の秘密!

ノートをとじるミシン

ノートをとじるミシン。

ジャポニカ学習帳は、ノートの真ん中を糸でぬってとじる、「糸とじ」という製本。これはもっとも丈夫なつくり方なんだ。また、糸でとじているので、ホチキスなどでとじるよりも安全。糸も丈夫でほつれにくい方法でつくっているよ。

ジャポニカ学習帳の写真は、だれが撮ってるの?

ジャポニカ学習帳の表紙を飾る、美しい自然の動植物たち。世界に1枚しかないあの写真は、1978年に「世界特写」シリーズが始まってからずっと、一人のカメラマンによって撮影されています。そのカメラマンとは、山口進さん。今もみんながびっくりするような写真を求めて、世界中を飛び回っています。

山口さん

「好奇心」と「探究心」があれば、人生は楽しくなる。僕はそう考えています。子どもには生まれながらに、この二つのタネが備わっています。芽が出るかどうかは、成育してゆく中での出会いや環境にかかっているような気がします。様々なことを見て、体験して、その中から自分の道を見つけることができるはずです。
学習帳の取材では、みなさんのような子どもの好奇心と探究心を刺激するような写真を撮ることを心掛けています。

1948年、三重県生まれ。山梨県在住。ジャポニカ学習帳の表紙の写真を長きにわたり撮影している。取材テーマは「共生」。花と昆虫の共進化や花生態学など。著書多数。

裏表紙
アフリカ

裏表紙の文章も、山口進さんが書いている。写真に込められたメッセージを、文章も読みながら考えよう。

歴代のジャポニカ学習帳。
みんなのお父さんやお母さんが使ったノートもあるかも!?

歴代の表紙

次の学年で使うノートの表紙が何か、楽しみになっちゃう!

ユイ

好奇心がくすぐられる、楽しい学習百科もついている!

ジャポニカ学習帳は、ノートの最初と最後のページに、楽しい学習百科がついています。世界中の自然に興味を持ってもらったり、地球環境への関心を高めてもらったりするために、小学館の図鑑などをつくる編集チームと一緒に制作しています。 1年生から6年生までさまざまな学年に使ってもらうジャポニカ学習帳では、書き方や文字の大きさ、使う漢字も、各学年の子どもたちに読みやすいように選ばなければなりません。みんながどうしたら楽しく読んでくれるか、いつもみんなで話し合っています。

学習百科

学習百科は、表紙と一緒に、数年に一度、改訂されます。今は、「アフリカの生き物」「行ってみたいな! 世界旅行」「なるほど! 食べ物のひみつ」「地球・自然について知ろう」の四つのテーマを掲載しています。