
わたしたちはどうして眠るの?

わたしたちに欠かせない、毎日の「眠り」について、455年の歴史を持つ西川株式会社に教えてもらいました。
- 睡眠と寝具の研究の仕事
- 商品開発の仕事
- 健康に関わる仕事
明日をもっと元気で楽しく過ごせるよう、準備をするためだよ。
毎日の「眠り」には、一日の疲れをとるだけではなく、毎日の活動を支えるさまざまな働きがあります。眠っている時の身体は、わたしたちが明日を元気に過ごすための準備をしているのです。

どうして睡眠が必要なの?


眠っている時の体内では、成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは、背を高くしたりきれいな肌に整えてくれるなど、身体の成長を助けてくれます。

睡眠中の脳は、情報の整理や記憶の定着など、記憶力のアップに欠かせない働きをしています。学習したことを記憶するには、睡眠が欠かせません。

寝不足になると、食欲をコントロールするホルモンのバランスが乱れるため、食べすぎたり太りやすくなったりする恐れがあります。

睡眠には、ストレスを和らげたりイライラを抑えたりする働きがあります。寝不足になると、脳の働きが乱れ、イライラや不安、落ち込みの原因をつくる可能性があります。
夜、眠たくならない時が
あるのはなぜ?
わたしたちの身体は、日中元気いっぱいに活動し、一日の満足感と適度な疲労感を得られると、深い眠りにつくことができます。夜になってもあまり眠たくならない時があるのは、一日を満足に過ごせていないことに物足りなさが残っていることが原因なのです。
もしも、夜眠たくならない時がある人は、一日の行動を見直してみてください。その日をしっかりと勉強して、しっかりと遊んで元気に活動すれば、一日の満足感が得られ、ぐっすり眠ることができますよ!

気持ちがたかぶって眠れない時は、深呼吸して落ち着かせるといいんだよ。

もっと良く眠るための
おすすめポイント!
明日を元気で楽しく過ごせる良い眠りは、夜だけではなく一日を通した行動からつくられます。もっと良く眠るための、おすすめポイントを確認しましょう!
太陽の光を浴びて、
心と身体をスタートさせる!

毎日決まった時間に起きて、カーテンを開けて太陽の光を浴びることで、体内時計が正しい時間にリセットされ、生活のリズムが整います。起床後は身体を軽く動かしましょう!
「おはよう」と声に出して言う!
ご飯をしっかり食べて、
昼間は元気に活動する!

朝食・昼食はしっかり食べて、日中はしっかり学んで、たくさん身体を動かしましょう。元気に楽しい時間を過ごせば、一日の満足度もアップします!
昼食後に15分くらいの昼寝をするとスッキリするよ。

眠る準備を整える

夕方からは、眠る準備を整えます。宿題や晩ご飯を済ませ、ぬるめのお風呂にゆっくり入って身体を温めましょう。
身体をほぐしてリラックスする

夜眠る前に副交感神経を高め、身体をほぐす時間をつくりましょう! 特に深い呼吸を意識することがポイント。また、照明をオレンジがかった色にするのがおススメ!
「おやすみなさい」
と声に出して言う!

ふとんに入る前に「おやすみなさい」と言って、自分自身に眠りのスイッチを入れましょう。
決まった時間に寝る!

毎日、同じ時間にふとんに入りましょう。そうすると、身体が自然に眠る準備を整えてくれます。
自分の身体に合った寝具で寝る!

自分に合った寝具で眠ると、ぐっすり眠れて翌朝のやる気や集中力が上がります。身体を気持ち良く支え、汗をかいてもサラッとした、寝心地の良い寝具を選びましょう!。

- 寝る1~2時間前に入浴する
- パジャマに着替える
- 歯磨きをする
- スマホやゲーム機などの使用は寝る1時間前まで!
- 部屋をできるだけ暗くする
- 今日の疲れをほぐす時間をつくる
- 「おやすみなさい」と声に出して言う

EXILE TETSUYAさんがダンスを作りました! おやすみダンスは、ゆっくりとした動きで、副交感神経が高まるようなダンス。おはようダンスは明るく楽しくなるような大きな動きがポイントで、一日を元気にスタートできます。

睡眠や寝具の大切さを伝える仕事をしています
西川株式会社
スリープマスター 富下 瞳さん
大人になるまでは、身体の成長のためにも、学力アップのためにも十分な睡眠が必要です。大人と子供とでは必要な睡眠時間も異なるため、明日を楽しく過ごすために、夜更かしはしないでしっかりと眠りましょう。ここで紹介した「もっと良く眠るためのおすすめポイント!」を、ぜひやってみてくださいね。
一日を元気で過ごすために、
良い睡眠を心がけましょう。
