
ケンタッキーのお店はどうして世界中に広まったの?

ケンタッキーフライドチキンは、現在、世界の125の国と地域に約2万店もあるんだって。どうしてこんなに世界中に広まったのか、ケンタッキーフライドチキンの「オリジナルチキンマイスター」に聞いてみたよ。
フランチャイズのしくみで、世界中に広まったんだ。
ケンタッキーフライドチキンのお店がある国と地域

KFCブランドのホームページから。
http://www.yum.com/company/our-brands/kfc/
赤くぬってある国と地域に
お店があるんだ

カーネル・サンダースが広めたフランチャイズのしくみ!
ケンタッキーフライドチキンの生みの親は、アメリカ合衆国出身のカーネル・サンダースです。カーネルはアメリカ中のレストランをまわり、「オリジナルチキン」のレシピ(調理法)を紹介していきました。そのかわり、「売れたチキン1つにつき4セント受けとる」というしくみを取り入れました。これが現在さまざまなお店に広まっている「フランチャイズ・システム」のさきがけとなったのです。

▲ 調理指導をするカーネル・サンダース
世界共通のレシピで、おいしさが守られている!
フランチャイズのしくみによって、どこのお店でもカーネルの「オリジナルチキン」と同じ味がつくれます。世界共通のレシピでおいしさが守られているのです。おいしさは世界共通。いろんな地域でいろんな人たちに受け入れられて、現在もケンタッキーフライドチキンは世界にどんどん広がっています。

▲ ケンタッキーフライドチキンの「オリジナルチキン」
おいしいもので人を幸せにしたい!
カーネル・サンダースが「オリジナルチキン」のレシピを紹介してまわったのは65歳からでした。なんと1000店以上のお店に断られたそうです。カーネルには自信がありました。小さいころから「おいしいもので人を幸せにしたい」という思いを持ち続けて、ようやくたどりついた「オリジナルチキン」だからです。

各国の味にあわせたメニュー開発も人気のひみつ
「オリジナルチキン」のおいしさによって、世界中にケンタッキーのお店ができました。伝統をしっかり守るいっぽう、各国ではその国の味に合わせたオリジナルメニューの開発もしています。こうした挑戦もお店の人気を保つひみつです。

▲ 「和風チキンカツサンド」などが日本独自のオリジナルメニュー
他の国のメニューが気になるな!


Q
カーネルが小さいころの写真です。カーネルはどれでしょうか?
カーネル少年の思い
幼いころにお父さんをなくしたカーネルは、働くおかあさんを助けるため6歳で料理を始めました。7歳の時、焼いたパンがみんなに大喜びされ、この時のうれしさでカーネルは「おいしいもので人を幸せにしたい」という強い思いを持つようになったといいます。
オリジナルチキンの完成
10歳から働きに出たカーネルは、30代後半でガソリンスタンドを始めました。その物置を改装して、「サンダース・カフェ」を開いたのが1930年。それから9年もの歳月をかけ、「オリジナルチキン」のレシピが完成しました。

▲ 「サンダース・カフェ」
(クイズの答え②)
日本のケンタッキーがいちばん好きだ!
オリジナルチキンマイスター
笠原一樹さん 羽鳥裕昭さん
ケンタッキーフライドチキンは、すべてのチキンが国内産です。「オリジナルチキン」は今でもカーネル・サンダースから受け継いだレシピ通り、新鮮な若鶏をお店で1ピースずつていねいに粉づけし、圧力釡で調理しています。世界をめぐっていたカーネルも、「日本のチキンがいちばん好きだ」と言っていました。
