アウトドアの服はなぜ快適なの?

グローブライド株式会社

ハイキングや山登り、釣りなど、大自然の中での遊びやスポーツって楽しいよね。その時にちゃんとアウトドアの服(アウトドアウェア)を着ると、とても快適でいられます。どうしてなのか、ひみつをグローブライドに聞きました。

化学繊維の進化で、
快適性を実現できたからだよ。

細さと軽さが特徴の化学繊維!

化学繊維は人が化学的に作り出した繊維です。多くは石油を原料に作られ、天然繊維より細くて軽いなどの特徴があります。アウトドアウェアの快適性は、化学繊維の技術の進化によって生まれました。

快適性を生むさまざまな特性

快適性を生むさまざまな特性

アウトドアウェアの特性は、汗がすぐ乾くこと(速乾性)、水に濡れないこと(防水性)、蒸れないこと(透湿性)、寒さから守ってくれること(発熱性)などがあげられます。これらの特性を組み合わせ、多機能なアウトドアウェアがつくられます。

アウトドアウエア

木綿、羊毛、絹など、自然の中にある繊維が天然繊維だね

化学繊維はポリエステル、ナイロン、アクリルなどいろいろあるよ

hinata

アウトドアの世界では、
濡れない&蒸れないことがとても大切!

アウトドアでは水濡れを避けるというのが鉄則。体が濡れて冷え、体温が奪われると、命の危険につながるからです。そこで大切な機能は、湿気を衣服の外に出して、雨水などの水は衣服の中に通さない「透湿防水性」です。

防水性だけで透湿性がなければ、雨水は入ってこないが汗(湿気)も外に出ないため、内側が湿気でびしょびしょに濡れてしまう

防水性だけで透湿性がなければ、雨水は入ってこないが汗(湿気)も外に出ないため、内側が湿気でびしょびしょに濡れてしまう

透湿防水性素材のひみつは、たくさんの小さな穴があいた膜を使っていること。この穴は水蒸気より大きく、水滴よりも小さいため、湿気は通して水滴は通さない

透湿防水性素材のひみつは、たくさんの小さな穴があいた膜を使っていること。この穴は水蒸気より大きく、水滴よりも小さいため、湿気は通して水滴は通さない

水は通さずに湿気は通すことが重要なんだね!

yui

水濡れに対する備えは万全
フィッシングウェア!

フィッシング用のウェアは一般的に、登山用のウェアより、水濡れに対する機能が優れています。海や川や湖など水場で行動すれば、当然水に濡れることも多いため、水濡れに対して十分な備えがされています。

フィッシングをより快適で
楽しいものにしてくれるのは、
衣料用の化学繊維だけではなかった!

化学繊維の進化により、濡れたものがすぐ乾いたり、寒さを防いでくれたり、雨の日や寒い日であっても快適にフィッシングが楽しめるようになりました。一方、釣り竿で主に使用されるカーボン(炭素繊維)の進化も、フィッシングを快適で楽しいものにしてくれています。カーボンの特徴は強くて軽いこと、熱にも強くさびないことなどがあげられます。1970年頃、ゴルフクラブや釣り竿などのスポーツ用途に使われはじめ、それ以来、釣り竿とカーボンは一緒に進化してきました。現在では、カーボンは日本が世界に誇る素材のひとつとなり、航空機や人工衛星などにも使われています。

1970年頃のカーボン製の釣り竿は7.2mで690g
ぐらいだった 今ではなんと9mで175g!カーボンの進化はすごいよ

フィッシング

フィッシングウェアファッション
として注目されている!?

カーボンの進化で釣り竿などが軽量化し、女性も手軽に釣りを楽しめるようになると、フィッシングウェアのデザイン性も高まってきました。また、耐久性やその他の機能面も注目され、フィッシングファッションを自分のスタイルに取り入れる人も増えています。

フィッシングウェアがファッションとして注目されている!?

カーボンを体感するなら「D.Y.F.C」!

答えてくれた人

グローブライド株式会社
コーポレートコミュニケーション室 阪本始さん

釣りを通して、自然と触れ合い、命の大切さを体感してほしいというコンセプトで発足したダイワヤングフィッシングクラブ(D.Y.F.C)。個人のレベルに合わせて釣りのプロたちが技術指導を行ってくれます。釣り道具を持っていなくてもレンタルできるよ。カーボンの釣り竿の使い心地、ぜひ体験してみて。
D.Y.F.Cのウェブサイトはこちら! http://dyfc.jp/

グローブライド株式会社 コーポレートコミュニケーション室 阪本 始さん

D.Y.F.Cは小学生から
中学生まで入会でき
ますよ