
ガスはどこからやってくる?

スイッチ一つで簡単にコンロの火がついたりお風呂を温めてくれたりするガス。でも、この生活に欠かせないガスがどうやって届けられているか知っていますか? 東京ガスに聞いてみました。
遠い外国から、さまざまな人の手で支えられて、届けられているんだよ。

家や工場、お店、さまざまなところでガスは使われているケモ。

世界中からガスを運ぶ
日本で使われている天然ガスは、ほとんどが海外からの輸入に頼っています。輸入元は、オーストラリア、カタール、マレーシアなどさまざまです。天然ガスは、-162度まで冷やして、液体の状態にして、船で運びます。

届いた液体の天然ガスは、ガスの基地に保管されます。ここで気体に戻し、においをつけるなど加工することで、お客さまが安全に使える都市ガスにつくり変えます。都市ガスは「ガバナ」という変圧器を経由して、さまざまな場所へ届けられます。
届ける
町で見かけるガスホルダーは、都市ガスをためるための施設。都市ガスの使用量は時間によって多くなったり少なくなったりするので、ここで送り出す都市ガスの量を調節します。

ガスの基地でつくられた都市ガスは地中に張り巡らされたガス管を通じて、お客さまのもとへ届けられます。お客さまに、日々安全に都市ガスを使ってもらえるよう、たくさんの人々が、さまざまな仕事をしています。
見守る
24時間365日、都市ガスが正常に送られているかを見守る供給指令センター。お客さまがいつでも必要なだけガスを使えるように、ガスの基地でつくる都市ガスの量を決めています。

駆けつける
ガス漏れがあった時は、いつでもすぐに緊急車が駆けつけます。そのために、専門の技術を持った人が交代で24時間いつでも駆けつける準備をしています。

定期的にお客さまのもとへガス漏れなどの検査にお伺いします。

ガス設備定期保安点検
ガスで電気をつくっています
東京ガスでは、海外から輸入した天然ガスを都市ガスにするだけでなく、燃料として使用し電気をつくっています。また風力発電など再生可能エネルギーによる発電にも取り組んでいます。環境に優しいエネルギーからつくる電気によって、電力の安定供給に貢献します。

▲東京ガスの火力発電所
1100万軒のお客さまの生活を支えています
東京ガス株式会社
防災・供給部供給指令室 佃延夫さん
私は、コンピューターを使って、お客さまのもとへ安全に都市ガスを送り届ける仕事をしています。職場の仲間たちと交替しながら、1100万軒ものお客さまに届く都市ガスの状態を、24時間365日休みなく見守っています。都市ガスは、おふろをわかしたり、部屋を暖めたり、さまざまなところで使われています。寒い日は、お客さまがご使用になる都市ガスの量が増えるので、私たちの仕事がお客さまの役に立っていると特に実感でき、「この仕事をしていてよかった」という気持ちになりますね。私たちの仕事がお客さまの生活を支えていると思うと、とてもやりがいを感じます。
「お客さまの安心と安全を守る」という目標を持って、仕事をしています!
