マンホールの下はどうなっているの?

管清工業株式会社

道路にあるマンホール。あの下がどうなっているのか、気になったことはありませんか? マンホールの下の世界と下水道の役割について、管清工業に教えてもらいました。

地下には隠れた〝水の通り道〟、「下水道管」があるよ。

どうして下水道で下水を集めるの?

もしも下水道がなかったら、どうなるでしょう?トイレやキッチンの水が集められず、そのまま垂れ流されていたら、まちは大変なことになりますね。また、汚れた水がきれいに処理されなければ、その水が流れ込んだ川や海も汚れてしまいます。さらに下水道には、降った雨水を集めて川や海に流す役割もありますが、これがなければ、まちは雨が降るたびに水浸しです。これらを防いで私たちの暮らしを守るために、下水道はあります。

マンホール

トイレやおふろ、キッチンで流した水などの汚れた水や、まちに降った雨水を下水と呼びます。この下水は地下にある下水道管を通って「下水処理場」という場所できれいにされ、川に戻されます。マンホールは、この下水道管への入り口で、下水道管を管理するためにあります。

下水道

どうして下水道で下水を集めるの?

もしも下水道がなかったら、どうなるでしょう?トイレやキッチンの水が集められず、そのまま垂れ流されていたら、まちは大変なことになりますね。また、汚れた水がきれいに処理されなければ、その水が流れ込んだ川や海も汚れてしまいます。さらに下水道には、降った雨水を集めて川や海に流す役割もありますが、これがなければ、まちは雨が降るたびに水浸しです。これらを防いで私たちの暮らしを守るために、下水道はあります。

下水道

下水道の役割

  • ①まちをきれいにしておくため
  • ②川や海を汚さないため
  • ③まちが水浸しにならないため

私たちが払っている下水道使用料は、使った水をきれいにしたり、こうしたしくみを守ったりするために使われているのね。

せいこちゃん
どかんさん

知っておこう!

下水道を守れ!!

~見えない世界を守る人々~

下水道は、普段目に触れることはありませんが、24時間休みなく水を流し続ける働き者。当然、汚れたりゴミがたまったり、管が傷ついてしまったりすることもあります。
私たち管清工業は、そんな下水道管の健康管理をする会社。24時間365日、いつでも下水道管を見守っていて、掃除をしたり、修理をしたりしています。

下水道間の管理

下水道を守るロボットも!

人が入るのが難しい細い管や、人が入ると危険な管では、遠隔操作できるロボットたちが活躍しているよ!

カッコイイ!

モニターで確認しながら遠隔操作

狭くて滑りやすい菅の中でも平気

もちろん、ロボットを設置するのは人の手。管の中に入って作業することもあるよ

放水して管内を清掃
水に浮いて進むタイプもあるよ
hinata

調査用のロボットも、管清工業で開発しているんだよ!

君たちの生活を、地下から守っているよ

答えてくれた人

管清工業株式会社 東京本部 鈴木太晴さん

下水道は、みんなの生活になくてはならないもの。でも、地下に隠れていることもあって、普段あまり存在を意識することはありませんよね。私たちは、そんな皆さんの足元から、人々の生活を守る仕事をしています。日本全国の下水道管をつなぎあわせると、地球10周分を超える、47万キロメートルにも達します。そのうち50年以上使用されているものが1.3万キロメートルあります。10年後には5.3万キロメートルに達すると見込まれており、老朽化が進んでいます。もしも下水道管が壊れると、汚水がまちにあふれてしまうだけでなく、道路がくぼんでしまったりすることもあり、非常に危険です。そんなことが起こらないよう、私たちは日々日本中の下水道管を見守り、事故が起こる前に掃除をしたり、補修をしたりしています。みんなの生活を陰から守る、とてもカッコイイ仕事です。

下水道について知ってもらうための出前授業もしているよ!

菅清工業 鈴木太晴さん
  • 学校を訪問して、出前授業「下水道のおはなし」を行っています。
  • 「下水道のおはなし」のパワーポイント教材を配布しています。詳しくは、  http://kanro-soken.comをご覧ください。