
住みやすいまちはどうやってつくられるの?

道路がなくて不便だったり、交通渋滞がひどかったりする地域を、暮らしやすいまちに変身させるには、どうしたらいいのでしょう? 世界中で住みやすいまちづくりに携わっている、日本工営に聞きました。
不便なところを便利に整えて、人々が住みやすいまちに変えるよ。
日本工営は、世界中のまちづくりに関わっています。暮らしが不便で困っている地域の人の声を聞きながら、住みやすいまちに変えるにはどうしたらいいかを考えていきます。日本工営のまちづくりを、順を追って見てみましょう。

最近経済が発展して自動車を持つ人が多くなったある国。でも、困ったことが…


そんな相談を受けたら、私たちの出番です!



まず、どんなことに困っているのかを聞いて、どうしたら解決できるかの企画を立てます。



企画を実現するため、現地を調査すると…



調査をすると、さまざまな問題点が見つかります。



豊富な経験と最新の技術を生かし、みんなで問題点を解決していきます。



専門家が、まちを設計します。



信頼できる業者に工事を依頼し、進行を管理・監督します。



無事、ダムで発電した電気を活用した便利な地下鉄ができて、交通渋滞も改善されました。
世界の困りごとを解決するために
日本工営では、世界中の人々の「困った!」を解決するために、さまざまな建造物をつくってきました。交通の不便な山奥の村に道路を引いたり、河川に水力発電所をつくって、周辺地域の産業を興したり、また、世界遺産に認定された歴史的な建造物の改修事業にも携わっています。ここに挙げるのは、私たちが携わった事業の、ほんの一例です。
シンズリ道路(ネパール)

▲険しい山を越える、全長160kmにも及ぶネパールの幹線道路。20年もの歳月をかけて2015年に完成。沿道に住む150万人もの人々の生活を、大幅に改善しました。
夕張シューパロダム(日本)

▲北海道夕張市に2015年に完成した日本有数の巨大ダム。洪水に悩む下流の人々の暮らしを守り、農業用水の供給も担う、多目的ダムです。
ホーチミン市都市鉄道1号線(ベトナム)

▲ベトナム・ホーチミン市の中心部と郊外を結ぶ、全長19.7kmの大量高速輸送鉄道路線です。都市化により年々悪化する交通渋滞と大気汚染の緩和に応える切り札として期待されています。完成は2020年の予定です。
建設コンサルティングって知ってますか?
日本工営株式会社 鉄道計画部 田島佳幸さん
みなさんは、「コンサルティング」という言葉を知っていますか? コンサルティングとは、問題を抱える企業や国などから相談を受けて、その解決策を考えてあげる仕事です。日本工営は、まだ「コンサルティング」という言葉が日本に定着していなかった時代から、日本や世界の国々の困りごとの相談を受け、主に土木工事の分野で解決してきた会社です。海外からの信頼も厚く、社員たちは毎日世界中を飛び回りながら、人々の暮らしがより良くなるよう、お手伝いをしています。日本ではできないような新鮮な体験をしながら、社会にも貢献できる、楽しくてやりがいのある仕事ですよ!
世界で活躍したい人にはぴったりの仕事だよ!
