
パンツやシャツは、なぜ必要?

外から見えるものではないのに、毎日着替えるパンツやシャツなどの下着。どうして必要なのでしょう? グンゼに聞いてみました。
「清潔」で「気持ちいい」毎日を送るために、必要なんだよ。
下着の役割は、大きく分けて二つ!
体温調節を助ける
汗をしっかり吸い、汗で体が冷えるのを防ぎます。また、寒い時には暖かい下着をきて、肌と下着の間に空気の層を作って体を温めます。
肌を守る
汗による皮ふのトラブルを防ぎます。また、ホコリや汚れに直接触れないようにしたり、服の刺激から肌を守ったりします。

下着に求められる機能とは?


季節や生活の場面
によって、重視され
る下着の機能も変
わりそうだね。
下着の素材を見てみよう
自分の下着を見てみましょう。セーターやブラウスなどの外側に着る服とは、素材が違うことがわかるでしょう。下着がどんなものからできているのかは、素材の表示で知ることができます。

●下着によく使われる素材

※再生繊維=パルプや綿など、天然素材の植物繊維を溶かして、繊維に再生させたもの
よく使われるのは綿
綿は、吸水性が良い、繊維が強くて洗濯に強いなどという利点があり、下着に適した素材です。繊維の先端が丸くなっており、チクチクしないのも特長。だから、綿のタッチはやわらかいのです。

綿は綿花からつくられるよ
肌へのやさしさを追求したら
「縫い目」のない下着になりました

グンゼは縫い目をなくすことで、着ている人に余計なストレスをかけず、見た目もスッキリした下着を生み出しました。どこで裁断してもほつれにくい特長を持った生地と、接合部分をはがれにくくする方法の開発によって生まれた新機能の下着です。
一般的な縫い目

完全無縫製

▲接着剤でとめ合わせるので、縫い目のデコボコがないよ
カットオフ®

▲どこで裁断しても糸がほつれにくい。この生地を「カットオフ®」、キリッパ、などというよ

▲洗濯表示も生地にプリントすることで、タグをなくしたよ
下着の進化について【男性編】
グンゼはより快適な着用感を目指して、常に新しい商品を開発してきました。ここで、男性用パンツの変遷を見てみましょう。
1950
さるまた

綿素材のパンツ。
前は開いていない
1955
ブリーフ

綿素材。優しい
はき心地になった。前開き
1985
トランクス

窮屈さがなく、
リラックスできると人気に
1998
ボクサーブリーフ

包み込むような
フィット感
2018
エアーズ

ウェストと裾はカットオフ®!
自由な動きができるのが特長
下着はいちばん身近な衣類です
グンゼ株式会社 インナーウェア事業本部
MD 本部 レディスMD部 千葉あゆみさん
生活の基礎となるのは「衣・食・住」と言われます。中でも、みんなの肌にずっと触れている下着は、「衣」の基礎。一番身近な存在といってもいいかもしれません。ゴワゴワ、ベタベタ、ぴちぴちの下着では、勉強も、スポーツも、友達と遊ぶ時も、なんだか集中できませんよね。わたしたちは、下着から受けるストレスをなるべく減らし、毎日の生活をできるだけ気分よく、楽しく、リラックスして過ごせるよう、開発を重ねています。先にご紹介した「縫い目のない下着」もその一つ。みなさんも、時々は自分の下着に目を向けて、「今日は寒いから、ふんわり厚地の下着にしよう」「クラブ活動の時はストレッチ性のあるコレ」など、季節や目的に合わせてみてはどうでしょう。下着が自分の体調を上手にコントロールしてくれて、気持ちよく生活するためのパートナーだと、感じられることでしょう。
下着を上手に使いこなしてくださいね。毎日が快適になりますよ。
