「ねるねるねるね」の色が変わるのはなぜ？
みなさんがおやつに食べる「ねるねるねるね」は、混ぜるとどうして色が変わるのでしょう？
そのヒミツを、クラシエフーズに教えてもらったよ。
色が変わるヒミツは、食べ物の性質にあった！
どうして色が変わるの？？①
食べ物の三つの性質
わたしたちの身の回りにある食べ物には、さまざまな特徴があります。例えば、甘さや辛さなどの「味」、赤や黄などの「色」、かたい、やわらかいなどの「かたさ」などです。。
ほかにも、食べ物には酸性、中性、アルカリ性の三つの性質があって、どの食べ物もこの中のどれかの性質に分けられます。
酸性
レモン
リンゴ
中性
むらさきキャベツ
ナス
アルカリ性
重そう
コンニャク
食べ物の三つの性質
は、色の変化のヒミ
ツを知る大きなカギ
になるケモ！
どうして色が変わるの？？②
むらさきキャベツのアントシアニン
中性のむらさきキャベツには、むらさき色のアントシアニンという色素が含まれています。「ねるねるねるね」の１番の粉には、このむらさきキャベツのアントシアニンが入っています。
中性のアントシアニンは、酸性の成分を混ぜると赤い色に、アルカリ性の成分を混ぜると青い色に変わります。「ねるねるねるね」は、このアントシアニンの特徴を利用して、色を変えているのです。
「ねるねるねるね」の１番の粉には、アントシアニンとアルカリ性の重そうが入っています。この粉に水を加えて混ぜ合わせると、青い色に変わりました。これは、アントシアニンがアルカリ性に反応して、青い色に変わったのです。
今度は、青い色に変化したところに、レモンの成分が入っている２番の粉を入れて混ぜ合わせます。すると、赤い色に変わりました。レモンは酸性の仲間です。今回は、アントシアニンが酸性に反応して、赤い色に変わったのです。
小学校で開催している「ねるねるねるね」を使った知育菓子教室®では、楽しくておいしい授業が体験できます。
http://www.kracie.co.jp/news/10121320_3894.html
どうしてふくらむの？？
重そうのヒミツ
みなさんは、「ねるねるねるね」がふんわりふくらむのはなぜか、不思議に思ったことはありませんか？ そのヒミツは、１番の袋に入っている重そうと、２番の袋に入っている酸性のレモンの成分にあります。
重そうと酸性の成分は、混ぜ合わせると炭酸ガスを発生させます。そして、どんどん泡を出し、上の写真のようにふくらむのです。
食べ物の性質を 上手に利用して、色を変えたり、ふくらませたりしていたのね！
お菓子の〝イクラ〟は
コンブからできる！？
▲ポッピンクッキン「たのしいおすしやさん」
アントシアニンのほかにも、自然の食べ物には面白い特徴があります。
おみそ汁のだしなどに使うコンブには、アルギン酸という成分がふくまれています。これは、牛乳などにふくまれるカルシウムと混ざると、ゼリー状に固まる特徴を持っています。
▲コンブには、アルギン酸がふくまれている
「たのしいおすしやさん」では、アルギン酸が固まる特徴を利用して、液状だった〝イクラのもと〟から、ゼリー状のつぶつぶの〝イクラ〟を作ります。
▲アルギン酸を混ぜた液体をスポイトで吸い、カルシウムが入っている液体に１滴ずつ落とすと——
▲ゼリー状の、丸い〝イクラ〟ができました
▲ソフトキャンディーで作った海苔を使って、〝イクラ巻き〟の完成です
みんなも確認
してみてね！
おいしくて、楽しい知育菓子®を作る！
クラシエフーズ株式会社マーケティング室
津田未典さん 宮迫 雅さん（左から）
みなさんはおやつの時間が好きですか？
わたしたちクラシエフーズで働く仲間も、お菓子が大好きで、楽しいおやつの時間には、わくわくして、楽しくて、おいしく食べられる、そんなお菓子があったらいいなと思っています。
「ねるねるねるね」をはじめとする知育菓子®は、自分で作ることで、色が変わったり、形や食感が変わったり、ふくらんだりする楽しいお菓子です。みなさんに、どうなるのかな？ なぜそうなるのかな？ と思考力や想像力を働かせながら楽しく食べてもらえるお菓子を日々考えています。
「ねるねるねるね」がすごくふくらむ！とい
うことを表現したCMで使った帽子です！
クラシエフーズは、千葉県の幕張にある仕事体験テーマパーク「カンドゥー」に出展しています。みなさんも魔法の粉を使って、自分だけの「オリジナルねるねるねるね」を作りに来てね！
https://www.kandu.co.jp/activity/witch/
