
地震などの自然災害がおきる前にできることは?

大きな災害にそなえて、きちんと防災訓練はしていますか? 訓練や防災グッズなどの準備のほかに、災害前に何ができるでしょうか? 損保ジャパンに教えてもらいました。
損害保険に入っていると、
被害を受けたときにお金(保険金)をもらえるよ。

地震や台風、大雨による洪水など、自然災害がおこってしまい、家が壊れるなどの被害を受けたら、修復には多額のお金が必要になります。そんな「もしも」のときに役に立つのが保険です。あらかじめみんなで少しずつお金を出し合うことで、誰かが災害や事故などにあったときには、家を直したりするお金を保険会社からもらえます。
家とか車とか、物にかける保険を「損害保険」っていうんだって!

大災害のときに、どうやって被害状況を確認するの?
大きな災害がおきてしまったとき、保険会社はどのような対応をしているのでしょうか。保険会社の取り組みの一例を見てみましょう。
最新の技術を使った対応
コールセンターへの問い合わせには、人工知能(AI)を活用して、できるだけ早く対応できるようにしています。また、より簡単に保険金の請求をできるように、LINEアプリでの対応も始まっています。

事故やトラブルが発生したときは、LINEで事故の連絡ができるよ

ドローンでいち早く

人が入れない場所や危険なところには、ドローン(無人飛行機)を飛ばしていち早く災害状況を確認します。被災者の救援に役立つことも。
現地に入って調査
地震など災害が発生したときは、すぐに災害対策本部を立ちあげて、職員が現地を訪問して被害状況を確認します。連絡を待つだけではなく、何かあったときは力になれるよう声かけをして、被災した人が連絡できる環境をつくります。
江戸の町火消の精神から生まれた火災保険

▲「吉原大火錦絵」(提供:損保ジャパン)
木造長屋が密集していた江戸では、大きな火災が頻繁におこりました。そこで活躍したのが町火消。火災が広がらないように、命がけで消火活動を行いました。その町火消の助け合いの精神をもとに、明治20(1887)年に日本ではじめての火災保険会社「東京火災」(今の損保ジャパン)が誕生しました。
東京火災は消防団を結成して、火事がおきたときは法被を着てかけつけました。警視庁からも認められた保険会社の消防団として、町の人たちから頼りにされていました。
火事と喧嘩は江戸の華

火消の活躍と、威勢のいい江戸っ子の喧嘩は、江戸の見ものであるという言葉です。
どんなものに保険をかけるの?
損害保険には、とてもたくさんの種類があります。
時代の変化にあわせて、いろんな保険が生まれてきたんですよ。
自動車保険

自動車で事故をおこしてしまったときなどに、車の修理費などがもらえます。車を運転する多くの人が入っている大切な保険です。
インターネットの炎上保険

企業がインターネット上で炎上(批判が殺到して騒ぎになること)したとき、その対策費用を支払ってくれる保険が2017年にできました。
ロケットの打ち上げ保険

ロケットの打ち上げが失敗してしまったとき、莫大な制作費や打ち上げ費用を支払ってくれる保険もあるんです。
交通事故の防止に向けて
損保ジャパンは他社と協力して、交通事故の防止と交通安全の大切さを伝えるために、全国の新小学1年生に「黄色いワッペン」を配っています。この黄色いワッペンには交通事故傷害保険がついていて、登下校中に発生した交通事故でけがをした時にお金をもらえます。ワッペンをつけることで子どもたちに交通安全の大切さを伝え、車を運転する人たちにもわかりやすく伝えます。
(共同実施社:株式会社みずほフィナンシャルグループ、明治安田生命保険相互会社、第一生命保険株式会社)

▲警視庁協力の交通安全教室も開催
皆さんの暮らしに、「安心」を届けるお仕事です
損害保険ジャパン株式会社 (Mysurance株式会社出向)
ビジネスデザイン戦略部 澤田 翔さん 仲村香乃さん
損害保険は、皆さんの暮らしや企業の「もしも」の災害や事故に備えるものです。そのため、目に見えない存在ですが、いざ災害や事故がおきたときには、被害を受けた方に保険金をお支払いすることで、少しでも早く普段の生活に戻れるようサポートする役割を担っています。
2020年2月からは「こどもスマホ保険」を提供しています。この保険には、スマートフォンの故障・盗難・紛失の補償に加え、SNSやソーシャルゲームでのトラブル時などに弁護士に無料で法律相談できるサービスがついています。
また、スマホとの上手な付き合い方を学べる教材も作りました。QRコードを読み込み、教材をダウンロードしてみてくださいね。困ったときはもちろん、普段から皆さんに「安心」を届ける、やりがいのあるお仕事なんですよ。
お客さまに安心をお届けしています
