太陽光発電は、どんなところで使われているの?

京セラ株式会社

太陽の光で発電する太陽光発電。石炭も石油も消費せず、CO2も排出しないなど良いことずくめですが、実際には、どんなところで使われているのでしょう? 京セラに聞いてみました。

おうちや学校、お店やスポーツ施設など、いろんなところで使われているよ。

太陽光発電は、身近なさまざまな施設で使われています。どんなものがあるのか、見てみましょう。

住宅

住宅

マンション

マンション

学校

学校

商業施設

商業施設

スポーツ施設

スポーツ施設

工場

工場

高速道路

高速道路

水上メガソーラー発電所

水上メガソーラー発電所

陸上メガソーラー発電所

陸上メガソーラー発電所

みんなの学校の屋上にもあるかな?

ユイ

太陽の光電気になるしくみ

太陽の光が電気になるしくみ

太陽電池は太陽の光が当たると発電(電気が発生)します。この太陽電池をいくつも並べて、たくさんの電気をつくるのです。

太陽光発電は地球にやさしい

太陽光発電は自然に降り注ぐ太陽の光を利用するので、石油や天然ガスのようになくなってしまうことはなく、地球温暖化の原因となるCO2(二酸化炭素)も出しません。たとえば、東京都で3.50kWの太陽光発電システム(家1軒分)を利用すると、年間に発電できる量は、だいたい3,376kWhと予測できます。これがどれだけ地球にやさしいかというと……

使わなくて済んだ石油の量

1年で約700リットル

500mlのペットボトルで1,532本分

減らした CO2の量

1年で約1061kg・CO2

このCO2を吸収するのに必要なブナの木は約96本(*)

*樹齢100年、立木数500本/1ha(森林総合研究所試算)
※京セラ太陽光発電システムシミュレーションから。数値は1年間の環境貢献の目安です

おうちが発電所!? 自分で使う分は自分で作る時代

太陽光発電システムは、おうちでも簡単に設置できる発電設備です。太陽光発電システムを各家庭に設置し、電気をためておける蓄電池と接続。気象条件の良い日に多めに作った電気をいつでも使える状態にしておきます。電化製品はスマート家電コントローラという機器につなぎ、必要な時に必要な分だけ電気を使うようにコントロール。こうした自分で使う電気を自分で作るシステムは、すでに広く設置されています。

太陽光発電システム

電気を効率的に使うシステムなんだね!

ヒナタ

社会全体でも……

インターネットを使って電気をやりとり

おうちで作った電気も、みんなに使ってもらえるよ。

インターネットを使って電気をやりとり

季節や時間帯によって使う電気の量は変わります。また、太陽光や風力を使った発電は、天候で発電量が増減します。こうした電力の需要と供給の情報をインターネットを通じて把握し、電気の流れを細かくコントロールする仕組みも開発が進められています。

作った電気をためる? 蓄電池って何だろう

「電子の流れ」である電気は物質ではないので、ためておくことはできません。でも、「電子が流れる直前の状態」を作り出しておいて、機器につなぐと電気をためて使うことができます。スマートフォンやパソコンのバッテリーに使われる蓄電池がそれです。住宅用の蓄電池や、産業用の大型の蓄電池なども開発されています。

太陽光発電で作った電気をためて、夜に使うことができるよ。

蓄電池

京セラの家庭用蓄電池。停電時には家庭用の電力として使えるよ

太陽光発電の未来を、一緒に考えませんか?

答えてくれた人

京セラ株式会社 スマートエナジー事業本部
スマートエナジーマーケティング事業部 押田崇生さん

皆さんは、太陽の光がどのくらいのエネルギーを持っているか知っていますか? なんと地上に降り注ぐ1時間分だけで、全ての人が1年間に消費する分を賄うだけのエネルギーがあるんです。太陽の光はどれだけ使っても、なくなりませんし、地球温暖化の原因と考えられるCO2(二酸化炭素)を出しません。こんなに便利でクリーンなエネルギーを、使わない手はないですよね。
私たち京セラは、今から約45年も前に、たくさんの試行錯誤を重ねて、太陽光発電と、それを便利に使うしくみを進化させてきました。太陽光発電は、まだまだ進化の途上にある技術。アイデア次第でいろんなことに活かすことができます。皆さんも一緒に、太陽光発電が作る未来の社会を、想像してみませんか?

太陽光発電をたくさんの人が使う未来の街の
姿を思い浮かべると、ワクワクします!

答えてくれた人