
どうしてお金を出さずに、お買い物できるの?

お札や小銭を出さずに、商品やサービスを買える「キャッシュレス決済」。どんな仕組みなんでしょう? クレジットカード会社のクレディセゾンに教えてもらいました。
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- 便利な社会をつくる仕事
キャッシュレスの代表的な方法であるクレジットカードは、
後でお金を払うという約束を結んでいるからお買い物ができるよ!
便利なキャッシュレス決済
国内のクレジットカード発行枚数は、なんと2億9千万枚以上で、成人1人あたり約3枚持っているという計算です(2020年3月、日本クレジット協会調べ)。小さなプラスチック製のカードが、キャッシュレス化を支えているんですね。
クレジットカードの利用の流れ
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①レジで「カード払いで」と伝える
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②暗証番号を入力する、もしくはサインする
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③商品を受け取る
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④後日、銀行口座から支払う
キャッシュレス 種類いろいろ
クレジットカード以外のキャッシュレス決済の方法はいくつかあります。たとえば、前払いの電子マネーやプリペイドカード、お買い物をすると金融機関の口座から引き落とされる即時払いのデビットカードなどがあります。ほかに、二次元バーコードによる決済方法もあります。
どうして広がっている?
キャッシュレスの便利さが、日本の経済にもよい影響を与えるとされています。まず、お店で働く人が釣り銭の準備などで銀行にたびたび行かなくて済むため、仕事の効率が上がります。少子高齢化で働く人口が減る中、労働力を補うことができるのです。 また、外国人観光客が日本でスムーズに物やサービスを買えるようになり、より多くのお買い物をしてくれるとも期待されています。

便利でお得がいっぱい クレジットカード
クレジットカードは、現金にはないさまざまな利点があります。近年は、高額の買い物や海外旅行などの場面だけではなく、スーパーやコンビニエンスストア、ネットショッピングの支払いなど、さらに日常に欠かせないものになっています。
クレジットカードのメリット

▲クレディセゾンが発行しているクレジットカード「セゾンカード」
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支払いがスムーズ
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海外でも使える
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買い物の履歴が残る
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現金を持ち運ばなくていいので安全
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ポイントがたまる
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持っている人だけの特典がある
クレジットカードの利用シーン

ネットショッピング

スーパーやコンビニエンスストア

国内旅行・海外旅行

スマートフォンなどの料金支払い
クレジットカードは、子どもでも持てるの?
クレジットカードは、原則18歳以上(高校生をのぞく)から持てますが、入会するときに必ず審査があります。その人の年収や職業などの「申告情報」と、信用情報機関が持つ支払い状況などの「信用情報」をもとに、後できちんと代金を払える人かを判断します。「クレジット=信用(英語でCredit)」という意味で海外では身分証明書代わりになる場合もあります。

こんな風に審査しているよ
- ①申し込んだ人が、後できちんと払えるか、いろんな情報をもとに審査する
- ②審査が通ると、カードを発行する
クレジットカードは信頼のあかしケモ!

カードに“うっとり”?
クレジットカードのサイズは国際規格で決まっていて、世界共通です。長さは縦53.98㎜と横85.60㎜で、その比率は、美しいとされる「黄金比」(1:1.618)に近い数字になっています。ピラミッドやミロのビーナスなど世界の建造物や美術品にも、黄金比がひそんでいると言われています。

クレジットカードをなくしたら、どうなるの?
万が一紛失したら、クレジットカード会社と警察に届け出ましょう。そうすれば、クレジットカードの利用をすぐに止められます。ちゃんと管理すれば、現金より安心です。

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現金
持ち主が誰か書かれていないので、戻ってくる可能性が低い。
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クレジットカード
警察とカード会社に紛失を届け出れば、利用をすぐに止められる。不正利用と認められると、補償もある。
安全性も技術も進化するクレジットカード
国内初! “完全”ナンバーレスカード
クレディセゾンは2020年11月に完全ナンバーレス(番号が一切カード上に記載されていない)の「セゾンカードデジタル」の発行を始めました。スマートフォン上のアプリに、デジタルカードを発行する仕組みで、カード番号を他人に見られる心配がなく、安心です。

安心・安全・便利なキャッシュレス社会の実現をめざしています
株式会社クレディセゾン CS企画部 安部志桜里さん
クレディセゾンは、みなさんの生活が今よりもっと便利で豊かになるように仕事をしています。その中で私は、将来、安心してクレジットカードを使えるように、全国の学校に出向き、正しいお金の知識を身につけるための出張授業「SAISON TEACHER」を行っています。
みなさんも自分のおこづかいでお菓子やまんがを買ったり、一生懸命お金を貯めてゲーム機などを買ったりと、普段の生活の中でお金を使う機会があると思います。これからキャッシュレス社会はますます進んでいくといわれており、みなさんにとって身近なものになっていきます。キャッシュレスを上手に使うためには正しい知識を身につけ、自分で判断し、選ぶ必要があります。みなさんが安心かつ豊かな生活を過ごすことができるよう、取り組んでいきます。
お金を上手に使える
大人を目指そう!
